トーセンストロング（2006年生、母マイアタックレディ）

トーセンストロング（2006年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリプティックラスカル（当時11歳）と交配したマイアタックレディが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の御成特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、城地清満から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって535.5万円で落札された。

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月25日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3月1日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

5月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

7月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた6戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったミラクルシーカーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムカゲトラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月12日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプルートーに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月9日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。