テイエムカゲトラ（2006年生、母カルチェラタン）

テイエムカゲトラ（2006年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋景虎」。毛色は栗毛。種牡馬のスキャン（当時18歳）と交配したカルチェラタンが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方34戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2010年の花巡り特別(一般C1二三)。

経歴

デビュー前

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた2戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月15日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

7月22日、中3週で迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジョイフルバイオに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の金の弩標賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、オグリメイクに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月24日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、トーセンストロングに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月13日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は本多正賢騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、一般C2十三十四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、オートホワイティに交わされて5馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジェットフィールドに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月27日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、柊特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本多正賢騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

12月7日、中0週で迎えた18戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で本多正賢騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウェイクアビリティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた20戦目は、門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本多正賢騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサザンオーカンをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

1月27日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本多正賢騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったキングオブヘイローに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中2週で迎えた22戦目は、花巡り特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本多正賢騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のセトウチサンダーをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

3月22日、中4週で迎えた23戦目は、東風特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本多正賢騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月19日、約8か月の休養明けで迎えた24戦目は、優駿の門アスミ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本多正賢騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた25戦目は、船橋ファイナル2010（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で本多正賢騎手（11戦3勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた26戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本多正賢騎手（12戦3勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた27戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた29戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた30戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月29日、中7週で迎えた31戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたダイスケーズカラー決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた33戦目は、行田忍城賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームストライドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた35戦目は、夕凪特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（8戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

7月26日、連闘で迎えた37戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた38戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた39戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた40戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた41戦目は、Dr.塚原記念（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6歳（2012年）

4月5日、約6か月の休み明けで迎えた42戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、来希君入学記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた43戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。