リッピアピンク（2006年生、母カルメン）

リッピアピンク（2006年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ヒメイワダレソウの改良品種。ピンクの可愛い花」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時9歳）と交配したカルメンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月24日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

6月3日、中5週で迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神鍋山特別（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の甲山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のドリームバンブーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月26日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（2010年）

1月31日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた11戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

6月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイフレイヤをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の浅口特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウシオギリに3/4馬身届かず2着となった。

5歳（2011年）

6月26日、約8か月半の休養明けで迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のゆうき賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月6日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦1勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の佐世保特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（6戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。15着に終わった。

6歳（2012年）

6月16日、約7か月の休み明けで迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた27戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた28戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。