タイセイフレイヤ（2005年生、母マジックペイントブラッシュ）

タイセイフレイヤ（2005年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋北欧神話に登場する愛と美の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のTale of the Cat（当時11歳）と交配したマジックペイントブラッシュが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、松浦牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田中成奉によって2,415万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月23日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャイニングアワーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2008年）

11月22日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月17日、中2週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

5月30日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

5歳（2010年）

5月9日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた10戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたリッピアピンク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたアディアフォーン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6歳（2011年）

1月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた16戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に敗れた。

8月13日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。