ビービーコモン（2010年生、母イシノエディーナ）

ビービーコモン（2010年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時17歳）と交配したイシノエディーナが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高山博。2013年のステイヤーズカップ(地方重賞)に勝利した他、2013年の王冠賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

11月9日、デビュー戦は酒井忍騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は471kg。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプリンセザをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

12月20日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のフレッシュホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の松竹梅特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフェイスフルハートを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

1月30日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の若盛特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入った。

2月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦2勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノカグヤマに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、初夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月10日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、つぼ八40周年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた13戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のサトノバロンに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

8月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクラグオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月19日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーガザリアスに6馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6歳（2016年）

10月12日、約37か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、キンシャサノキセキ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7歳（2017年）

4月25日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、松前さくらまつり特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、たきかわ菜の花まつり特別（門別ダート1700m 雨/良）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた19戦目は、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったステージインパクトにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、辛旨っ!登別閻魔やきそば特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた21戦目は、ブラックタイド・プレミアム（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ステージインパクトに3/4馬身交わされて2着となった。