サトノバロン（2006年生、母シンデレラガール）

サトノバロン（2006年2月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋男爵」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したシンデレラガールが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、中央障害7戦1勝2着2回、地方14戦0勝2着5回。2012年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入った他、2011年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシチコウキングに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月1日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月25日、中7週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月15日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月27日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

4歳（2010年）

4月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

4月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスラッキーに3馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月25日、中8週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロクリントンからハナ差の2着に甘んじた。

12月3日、中3週で迎えた17戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2012年）

1月8日、中4週で迎えた18戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーセンオーパスから半馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中5週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で横山義行騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7歳（2013年）

5月3日、約14か月半の休養明けで迎えた20戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた21戦目は、支笏湖ヒメマス特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた22戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、羅臼町知床開き特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた23戦目は、優駿の里安平町うまかまつり特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ヴィクトワールピサ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったビービーコモンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月8日、中1週で迎えた26戦目は、優駿の里「安平町畑の恵み」特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたデルマジュロウジン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた27戦目は、ガセリ菌太郎特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた28戦目は、JAしずない「太陽の瞳」特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったグッドグラッドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月19日、中1週で迎えた29戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた30戦目は、ワークフォース・プレミアム（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（7戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた31戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、秋桜特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた32戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（8戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、アベニンプラナスに交わされて4馬身差の2着となった。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したココロバに半馬身届かず2着となった。