トーセンオーパス（2006年生、母ホールオブフェーム）

トーセンオーパス（2006年5月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時13歳）と交配したホールオブフェームが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着3回、中央障害13戦2勝。2012年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって7,455万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は452kg。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、6着に終わった。

11月15日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったストロングリターンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2009年）

2月22日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のネイチャーキングをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に敗れた。

11月15日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルフェスタに1馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

11月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく15着に終わった。

4歳（2010年）

2月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月28日、中2週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

6月6日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサクラテンペストにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

7月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンエルブにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月25日、中2週で迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

11月14日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゴーゲッターに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の東京ウェルカムプレミアム（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦2勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

5月22日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず最後はリバイバルシチーと並んで13着同着となった。

11月26日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のクリスタルウイングをクビ差制して4勝目をマークした。

6歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた24戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のサトノバロンに半馬身の差をつけて5勝目をマークした。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/不良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた27戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月18日、中9週で迎えた28戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は横山義行騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた30戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月22日、中9週で迎えた31戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2013年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山義行騎手（6戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた33戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は横山義行騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月16日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（8戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。