エターナルウインド（2012年生、母レーサ）

エターナルウインド（2012年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「永遠の風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時9歳）と交配したレーサが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上B2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡本昌市から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、前田葉子によって871.5万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月14日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3歳（2015年）

1月12日、中3週で迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月7日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

8月23日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

10月9日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリアンドルスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るカツカモを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

11月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケージーイチバンに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシマフェニックスに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2016年）

1月2日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラガオカに約10馬身の大差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

1月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダークセクターに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

2月17日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーブゴールドマンに8馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

5歳（2017年）

4月19日、約14か月の休み明けで迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、J-PLACEよかわ開設4周年記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた17戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた18戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアカシャツハルに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたイルティモーネ決め手に屈して半馬身差の2着となった。