バルタザール（2019年生、母フィンランディア）

バルタザール（2019年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新約聖書に登場する東方の三賢者の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時8歳）と交配したフィンランディアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

茶木太樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたキタサンシュガー決め手に屈してハナ差の2着となった。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

4月16日、中8週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンノテンバを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月21日、中4週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4歳（2023年）

1月14日、約8か月の休み明けで迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

2月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

4月23日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のハリウッドヒルズに1馬身の差をつけて2勝目を収める

5月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。