テイエムシングン（2010年生、母スズカブルーム）

テイエムシングン（2010年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋進軍」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したスズカブルームが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地19戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

7月8日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のコウエイターボを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。17頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

12月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3歳（2013年）

1月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月3日、中2週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、6着を確保した。

7月28日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（6戦1勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

4歳（2014年）

3月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

8月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（8戦1勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月2日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5歳（2015年）

2月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

3月28日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

6月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。