テンビーエース（1998年生、母イズミブルー）

テンビーエース（1998年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテンビー（当時8歳）と交配したイズミブルーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害27戦2勝2着6回。2003年の東京オータムジャンプ(ハンデJG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月30日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月28日、中4週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4歳（2002年）

3月9日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルコンバットから4馬身差の2着となった。

8月11日、中7週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったラッキーヒーローからアタマ差の2着に甘んじた。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウイダテンから5馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったテルテルボウズから1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2003年）

1月25日、中8週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐雄祐騎手（9戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は10戦連続で五十嵐雄祐騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月21日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で五十嵐雄祐騎手（11戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で五十嵐雄祐騎手（12戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドタイムから1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で五十嵐雄祐騎手（13戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で五十嵐雄祐騎手（14戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた25戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアウグストウスから3馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルウインドに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のカネトシオペラクンに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

11月22日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（15戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた29戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（16戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2004年）

2月7日、中5週で迎えた30戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（3戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（17戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた32戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7月10日、中7週で迎えた33戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 曇/良）に牝馬ながら61kgの斤量を背負って出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（18戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。