ケンセイスワロー(1984年生、母ケンセイレディ)

Kensei Swallow

1984.04.17

ケンセイスワロー(1984年4月17日)は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンズプリテンダー(当時12歳)と交配したケンセイレディが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は杉安牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎(栗東)へ入厩。

2歳(1986年)

7月12日、デビュー戦は上籠勝仁騎手を鞍上に据えて、3歳新馬小倉芝1000m 雨/不良)に51kgの軽斤量で出走。馬体重は398kg。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた2戦目は、目野哲也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利小倉芝1000m 晴/良)に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンの九州産3歳特別小倉芝1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で目野哲也騎手(1戦0勝)。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利阪神ダート1200m 曇/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で目野哲也騎手(2戦0勝)。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利京都ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で目野哲也騎手(3戦0勝)。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったダイナボーカルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3歳(1987年)

3月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、吉永良人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利中京ダート1700m 晴/不良)に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた7戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利阪神ダート1700m 小雨/良)に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手(1戦0勝)。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利京都ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手(2戦0勝)。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利京都ダート1400m 雨/稍重)に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手(3戦0勝)。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で西浦勝一騎手(4戦0勝)。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利中京ダート1000m 晴/重)に出走。鞍上は6戦連続で西浦勝一騎手(5戦0勝)。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はタマプリンセスと並んで3着同着となった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳未勝利小倉ダート1000m 雨/不良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で西浦勝一騎手(6戦0勝)。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハードペンダスを上がり3位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上900万下の霧島賞小倉芝1700m 晴/良)に出走。鞍上は8戦連続で西浦勝一騎手(7戦1勝)。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた15戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下小倉ダート1000m 雨/良)に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4歳(1988年)

2月13日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下京都ダート1400m 曇/良)に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下中京ダート1000m 晴/良)に出走。鞍上は上野清章騎手(1戦0勝)。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下中京ダート1700m 晴/重)に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた19戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下阪神ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた20戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利阪神障害芝→ダート3000m 曇)に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利阪神障害芝→ダート3000m 晴)に出走。鞍上は2戦連続で酒井浩騎手(1戦0勝)。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。