ドルズプライスレス（2019年生、母スノーキトゥン）

Dollars Priceless

2019.04.25

ドルズプライスレス（2019年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ドル+値段が付けられないほど高価な」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したスノーキトゥンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。2023年のハヤテ特別(一般)で2着に入った他、2024年の白嶺賞(M3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

11月27日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての9番ゲートからスタート。競走除外となった。

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月15日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は518kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

8月24日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のプレセペ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデルマカミーラを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中6週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬でポイント10%還元賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた9戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンダーウィンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、ゼラニウム賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のシャイニーマジックをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2023年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、夢・希望 未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラセナに約13馬身の大差をつけて3勝目を掴み取った。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、夢・希望 未来へ前進（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマジュンサルサに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月18日、中1週で迎えた15戦目は、桜並木賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のノースリュシオルに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月19日、中8週で迎えた16戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノースリュシオルに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、千日草特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（9戦5勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のハクシンパーソナルを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

7月17日、中1週で迎えた18戦目は、盛夏特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で高橋悠里騎手（10戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

10月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、寒露特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で高橋悠里騎手（11戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダブルラッキーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月6日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で高橋悠里騎手（12戦6勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、インテンスライトに交わされて3馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた21戦目は、2023盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で高橋悠里騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のゼットセントラルに4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

5歳（2024年）

3月31日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、M3の白嶺賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で高橋悠里騎手（14戦7勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた23戦目は、M3の栗駒賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高橋悠里騎手（15戦7勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。