アダマスミノル（2019年生、母ビシャーラ）

アダマスミノル（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「破壊できない(ギリシャ語)+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したビシャーラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金成吉田牧場。主な勝ち鞍は2023年のダイヤモンド特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉岡實によって1,375万円で落札された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3歳（2022年）

1月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ダンツエスプリに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月19日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡康太騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったソリダリティにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤岡康太騎手（9戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモディカに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月14日、中5週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、やまなし甲州賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2023年）

3月1日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、啓蟄特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、東京トゥインクルファンファーレ賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、穀雨特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた18戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエスプリピートに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、開成町あじさいまつり特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、カペラ賞（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、江戸切子特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた22戦目は、涼風特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

11月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、おいしくお茶を飲みま賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

11月20日、中0週で迎えた24戦目は、埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、キングの塔特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

5歳（2024年）

1月2日、中2週で迎えた26戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、福笑い賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

1月30日、中3週で迎えた27戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた28戦目は、よみうりランド遊園地開園60周年記念（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、B1二組（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアンコールゲランに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた30戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサンエイブレーヴを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。