スクリーンプロセス（2018年生、母サイレントクロップ）

スクリーンプロセス（2018年2月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「映画の撮影技法の一種」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したサイレントクロップが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月5日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は538kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピュアジャッジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオブデュモンドに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノーブルシルエットをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月23日、中4週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

7月31日、中9週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月12日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスのチバテレ杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

4歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの利根川特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月3日、中8週で迎えた11戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのいわき特別（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホウオウルーレットにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

11月5日、中4週で迎えた14戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの河北新報杯（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5歳（2023年）

2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

10月14日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（2024年）

3月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2024年4月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。