ツルノゴゼン（2006年生、母コンバットローズ）

ツルノゴゼン（2006年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスゴールド（当時8歳）と交配したコンバットローズが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷藤弘美。戦績は、地方17戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のオクトーバースター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷藤敬三から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田島寿一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2008年）

6月20日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。5頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴァルダマーナに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヴァイタルクリークを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の新風特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のブルーシーロスターに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の新星特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスプリオールに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2009年）

4月16日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のザグに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月28日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般B3二（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカネゼンホープに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るステップクローザーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

11月12日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S2のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた11戦目は、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2010年）

6月15日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、’10スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦2勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦の’10アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったチヨノドラゴンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、錦秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた16戦目は、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリコーレッドをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。