オンワードティアラ（1991年生、母メルオンワード）

オンワードティアラ（1991年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンキリコ（当時6歳）と交配したメルオンワードが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年のC3-1。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

7月2日、デビュー戦は嶋田高宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は514kg。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

9月4日、中3週で馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた4戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したアルペンコモを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月2日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

11月20日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1995年）

4月17日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（岩見沢ダート1500m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月27日、中0週で迎えた10戦目は、角川秀樹騎手を鞍上に迎えて、鳩ケ丘特別（岩見沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月6日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、国信満騎手を鞍上に迎えて、天売特別（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、美深特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーワロータリーから2馬身差の2着となった。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、カシオペア特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で国信満騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、ネレイド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、一般D（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角川秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月16日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた16戦目は、一般D（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角川秀樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（1996年）

1月5日、中6週で迎えた17戦目は、山本登志彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、一般C3-4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本登志彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、連闘で迎えた19戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本登志彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のエムエムヘルシーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月7日、中1週で迎えた20戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本登志彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマフヒーローに3/4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、C3-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月3日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本登志彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月16日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本登志彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったパールタフガイからクビ差の2着に甘んじた。

7月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマツエコバンから半馬身差の2着となった。

7月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた27戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のドクターフリートに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月9日、中1週で迎えた28戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた29戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。