トーセンパッション（2007年生、母トーセンフォーモア）

トーセンパッション（2007年4月1日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋情熱」。毛色は鹿毛。種牡馬のアルカセット（当時7歳）と交配したトーセンフォーモアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C18。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

4月19日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた7戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウエストヒルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた8戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したフウシカデンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月23日、中1週で迎えた9戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタケノチャームに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月30日、連闘で迎えた10戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったルアールビアサに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタサンオトコミチを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた12戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプロプエスタをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

11月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月31日、中5週で迎えた14戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノタッチンハネを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた15戦目は、アメジスト特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバンダムパシアンをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

3月3日、中1週で迎えた17戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシンビオシスを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

4月29日、中7週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた21戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた22戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月17日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた23戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた24戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

10月24日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた28戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。