ナンシンベル（1984年生、母ヒダカイサミ）

Nanshin Bell

1984.04.06

ナンシンベル（1984年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマダング（当時11歳）と交配したヒダカイサミが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）正和山本牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1986年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

梶与三男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月20日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったシンソブリンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイブルクインを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1987年）

1月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の若菜賞（京都芝1600m 外回り 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた7戦目は、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月12日、連闘で迎えた9戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったミルフォードベストにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に終わった。

5月9日、中0週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（8戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳400万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安田隆行騎手（10戦1勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。