メモリアルイヤー（2008年生、母アーバンクイーン）

メモリアルイヤー（2008年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「記念の年」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時9歳）と交配したアーバンクイーンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は釘田義美。戦績は、中央平地34戦4勝2着1回、地方5戦1勝。2013年のオパールステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムオジャンセに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2011年）

3月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウツガルに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

4月24日、中4週で迎えた3戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあじさいステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に終わった。

8月6日、中8週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入った。

8月14日、連闘で迎えた7戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月24日、中0週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムヨカドーに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月16日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり18着に終わった。

11月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の京都ロイヤルプレミアム（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、マジンプロスパーに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2012年）

1月22日、中7週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の伏見ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のアグネスウイッシュに2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

2月26日、中4週で迎えた13戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた17戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

9月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の仲秋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月18日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（3戦1勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

5歳（2013年）

1月21日、中6週で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月9日、中6週で迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のアミカブルナンバーをクビ差振り切って5勝目を手中に収めた。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

10月12日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月2日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

12月21日、中6週で迎えた27戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

6歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた28戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に敗れた。

4月13日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた30戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた31戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの鞍馬ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた32戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた33戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

10月12日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた36戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京洛ステークス（京都芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月30日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

7歳（2015年）

1月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた38戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、’15ウインタースプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた39戦目は、紅梅賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。