サクセスエナジー（1996年生、母ヒロノフエイバアド）

サクセスエナジー（1996年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワツスルタツチ（当時13歳）と交配したヒロノフエイバアドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野村和江。戦績は、中央平地18戦4勝2着1回。1999年の嵐山ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

11月28日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンオーツに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1999年）

1月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカノミッフィーを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目をつかんだ。

9月11日、中4週で迎えた11戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイブキガバメントにハナ差届かず2着となった。

10月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイテンカイチを鮮やかな末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

10月16日、中1週で迎えた13戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るタガノビジョンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

4歳（2000年）

1月9日、中8週で迎えた15戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた18戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 雨/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。