ニシノコクリュウ（2003年生、母ニシノテンモン）

ニシノコクリュウ（2003年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黒竜。黒鹿毛で竜のように強くなってほしいから」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時8歳）と交配したニシノテンモンが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害1戦0勝、地方28戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

5月21日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

11月26日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

4歳（2007年）

5月7日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったテーオーハリケーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウライダーリアに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた9戦目は、白ばら特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のサイキョウキングを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

7月10日、連闘で迎えた12戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた13戦目は、巌立峡特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

7月25日、連闘で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のグッドオーメンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月15日、連闘で迎えた16戦目は、アカシア特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた17戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のスズカミサイルを3/4馬身振り切って4勝目を手に入れた。

10月4日、中3週で迎えた18戦目は、文彦・綾乃年の差なんて（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた19戦目は、野菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョニーローズに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月18日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウタンドルに1馬身半の差をつけて制した。

11月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で柴田直樹騎手（14戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた22戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田直樹騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったミタカキイタカに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田直樹騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田直樹騎手（17戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイキアクエリアスに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月27日、連闘で迎えた25戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で柴田直樹騎手（18戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月4日、連闘で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で柴田直樹騎手（19戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた27戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柴田直樹騎手（20戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柴田直樹騎手（21戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のインタープレジールに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月1日、中1週で迎えた29戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で柴田直樹騎手（22戦6勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた30戦目は、寒椿賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は加藤利征騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた31戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミサキテンリュウに1馬身半の差をつけて優勝

2月29日、連闘で迎えた32戦目は、こぶし賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（23戦6勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた33戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。