タニノローゼ（2002年生、母タニノホロホロ）

タニノローゼ（2002年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ロゼワインより」。毛色は栗毛。種牡馬のジェネラス（当時14歳）と交配したタニノホロホロが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月10日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月10日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のカワカミレインボーに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のスズカパサーに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月19日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（6戦2勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月3日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（7戦2勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい17着に敗れた。

4歳（2006年）

2月4日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（8戦2勝）。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

3月19日、連闘で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のマルトクをアタマ差振り切って優勝

4月22日、連闘で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1200m 小雨/不良）に出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与のガッツで諦めることなく走り切り、4着を確保した。

7月22日、中9週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の千種特別（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ナトゥーアに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中8週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

5歳（2007年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のラブハートに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月15日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（11戦3勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力でなんとか走り抜いたが、マイネルアルビオンに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

11月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の京洛ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた28戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。