マイネルマイリート（1989年生、母ユキワリザクラ）

マイネルマイリート（1989年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスアトランテイツク（当時9歳）と交配したユキワリザクラが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大西興産。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

12月8日、デビュー戦は玉ノ井健志騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエアポーリヤを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1992年）

1月26日、中6週で迎えた2戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3月21日、中7週で迎えた3戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた4戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったキョウエイノワールを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月21日、約6か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4歳（1993年）

4月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリッツコーテーをハナ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

5月15日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

6月13日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月4日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（1994年）

3月26日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

9月18日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、津野総夫騎手を鞍上に迎えて、米山特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた15戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、飯豊連峰特別（新潟(地)ダート1600m 雨/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた16戦目は、麒麟山特別（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、山口高騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月15日、連闘で迎えた18戦目は、山田真裕美騎手を鞍上に迎えて、朝日岳特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた19戦目は、聖篭特別（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田真裕美騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナリタジャガーから半馬身差の2着となった。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、両津特別（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田真裕美騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。