ナリタジャガー（1990年生、母カンタービレ）

ナリタジャガー（1990年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時8歳）と交配したカンタービレが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

10月17日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったニホンピロチヤフルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアロートゥスズカに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1993年）

10月24日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた5戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた6戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（1994年）

11月5日、約11か月の休み明けで迎えた7戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた8戦目は、聖篭特別（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で榎伸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルマイリートに半馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた9戦目は、ディセンバー特別（新潟(地)ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で榎伸彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（1995年）

1月4日、中2週で迎えた10戦目は、松竹梅特別（新潟(地)ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で榎伸彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月11日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた11戦目は、白坂芳文騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で白坂芳文騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた13戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白坂芳文騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックアーマーからアタマ差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で白坂芳文騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で白坂芳文騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1996年）

1月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で白坂芳文騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタイセロードから半馬身差の2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた17戦目は、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で白坂芳文騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のオスカーキルトに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

2月16日、中3週で迎えた18戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

3月4日、中1週で迎えた19戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、B2ニ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったプリティオゴジョから半馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた20戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のトカチテイオーに半馬身の差をつけて4勝目をマークした。

4月23日、中3週で迎えた21戦目は、やまぶき特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた22戦目は、B2ロ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のイクノローマンに2馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、かきつばた特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた24戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた25戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月25日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた27戦目は、望月高司騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた28戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月高司騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、B2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（8戦2勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。