スズカキクヒメ（2008年生、母キヘイタウン）

スズカキクヒメ（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋菊姫」。毛色は青毛。種牡馬のスズカマンボ（当時7歳）と交配したキヘイタウンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地2戦0勝、地方17戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の一般C9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって472.5万円で落札された。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

8月7日、デビュー戦は花田大昂騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず18着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月27日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、一般C29（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた5戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルクプラズマに交わされて1馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、一般C27（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のセントレアクインに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、連闘で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のデラノーチェを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた9戦目は、（社）愛知県馬主協会三河支部賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、キャピタルチャンスに交わされて1馬身差の2着となった。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、キジョーサンデーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた12戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロックフェアレディに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のライブリアンジェロに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月7日、中1週で迎えた14戦目は、慎吾☆夏希結婚おめでとう記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

3月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンライズスターに4馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

5月18日、中4週で迎えた17戦目は、れんげ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柿原翔騎手（13戦4勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柿原翔騎手（14戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿原翔騎手（15戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。