ノースウィンド（2012年生、母プラチナチャーム）

ノースウィンド（2012年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオンファイア（当時9歳）と交配したプラチナチャームが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、地方26戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年のスパーキングデビュー。

経歴

デビュー前

今井輝和厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2014年）

7月4日、デビュー戦は楢崎功祐騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は421kg。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパーティナイトに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新星特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシナノラヴリーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

6月17日、約23か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、「湘南の輝き」賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた4戦目は、カササギ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた5戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、怪獣酋長「ジェロニモン」杯（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた6戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月4日、中7週で迎えた8戦目は、田中涼騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十十一（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

5歳（2017年）

1月6日、中8週で迎えた9戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中涼騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったラブロイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中8週で迎えた11戦目は、日本獣医生命科学大学小山秀一教授還暦記念（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中涼騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中涼騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3一二（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中涼騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中涼騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた15戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のデルマヤブラコウジに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、嘉一郎カップ（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したデルマヤブラコウジにハナ差届かず2着に甘んじた。

10月13日、中4週で迎えた17戦目は、海原メディア会記念・田所直喜盃（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシャムネコをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月7日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サスナーアディーンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中4週で迎えた19戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で瀧川寿希也騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6歳（2018年）

2月2日、中7週で迎えた20戦目は、◎夏希〇一実・祝!社内恋愛成就記念（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で瀧川寿希也騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったサンナイトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で瀧川寿希也騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で瀧川寿希也騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアザミに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月15日、中9週で迎えた23戦目は、Youは何しにリフォームへ記念（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で瀧川寿希也騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた24戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で瀧川寿希也騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

8月24日、中4週で迎えた25戦目は、おがわじゅりさん来場記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中涼騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた26戦目は、JAZZ JACK DAY!記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中涼騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。