バーンアウル（2011年生、母チェルビム）

バーンアウル（2011年2月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「メンフクロウ」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンズ（当時15歳）と交配したチェルビムが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地19戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

10歳のとき、ダーレー・ジャパンから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、八木良司によって352万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月25日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したモンラッシェにアタマ差届かず2着となった。

9月28日、中2週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

10月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に敗れた。

3歳（2014年）

4月19日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったジョーヌダンブルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したコウエイテンペスタに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクレアドールに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2015年）

2月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

5月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。