キバイヤンセ（2004年生、母オサイチジョウ）

キバイヤンセ（2004年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時11歳）と交配したオサイチジョウが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、地方28戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の冬野特別(一般C1二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、セントラル・スタッドから「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

大垣敏夫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2006年）

6月25日、デビュー戦は安東章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のルーキーステージ（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスカーレットチヨに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナンブラッキーワンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の馬産地協賛日峰特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フーマに半馬身交わされて2着となった。

11月26日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の楠風賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフーマに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

3歳（2007年）

1月27日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスイングブレーヴを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月7日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハシリノキョショウに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（4戦3勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フジヤマサクラにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（6戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のステルスグリーンに8馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、秋分特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（7戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

10月28日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、うさぎ座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカザグルマを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中3週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、木枯特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた14戦目は、冬野特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプレイズアストームを半馬身振り切って7勝目を手にした。

12月30日、中2週で迎えた15戦目は、フロイデ賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4歳（2008年）

2月21日、中7週で迎えた16戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、仲春賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、スターロード賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたブレイブスピリット決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月21日、中3週で迎えた19戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったジルヴァンクールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、エメラルド賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた21戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、伸びてきたワイエスハッスル決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月7日、中3週で迎えた22戦目は、スタールビー賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた23戦目は、ペリドット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた24戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた25戦目は、レミニス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2四 B3三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた27戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた28戦目は、イーバンク銀行 IN TCK賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。