ポパイザセーラマン（2004年生、母ミスランタナ）

ポパイザセーラマン（2004年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「船乗りポパイのように強い馬になってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時10歳）と交配したミスランタナが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,000万円（20万×100口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のクリムゾンベガをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2007年）

1月21日、中5週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

8月25日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したユウターヴェールにクビ差届かず2着となった。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラウンキャットを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2009年）

4月4日、約14か月の休み明けで迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

5月17日、中5週で迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

5月23日、連闘で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

7月11日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2010年）

1月9日、中9週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

3月7日、中7週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

4月25日、中6週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

8月7日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

10月5日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた19戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、加賀宝生特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、キクノインプレスに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた20戦目は、蓮華山大相撲特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイカペガサスに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったトウショウセレクトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた23戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、香林坊ツリーファンタジー特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた24戦目は、県職加賀江沼会第30周年記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた25戦目は、雪だるままつり白山特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェスティヴムテキに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7歳（2011年）

1月4日、連闘で迎えた26戦目は、金沢旗源平特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスソアラを別次元の末脚で半馬身差し切って順当に勝利した。

1月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた28戦目は、祝!しづゑ&清一誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月12日、中6週で迎えた29戦目は、復興支援がんばれ岩手県特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた30戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します山元（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（8戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた31戦目は、復興を応援します岩沼市（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（9戦3勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。