スイートトニー（1991年生、母スイートアフトン）

スイートトニー（1991年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時8歳）と交配したスイートアフトンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地27戦2勝2着1回、地方6戦3勝。主な勝ち鞍は1995年の若潮賞(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1993年）

4月28日、デビュー戦は藤倉寛幸騎手を鞍上に据えて、3歳（帯広ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーディーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月15日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（岩見沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月15日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカイソクボーイに半馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月12日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳（札幌(地)ダート1100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（帯広ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤倉寛幸騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーゴーターキンに3/4馬身の差をつけて制した。

11月17日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の青雲特別（帯広ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤倉寛幸騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3歳（1994年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

2月19日、連闘で迎えた8戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオースミマックスを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月19日、中3週で迎えた9戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月27日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中野栄治騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

4月30日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（3戦1勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた12戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

10月8日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月30日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた16戦目は、C.アスムッセン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’94インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、伸びてきたシーザースネイチャ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（1995年）

1月8日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のセノエティアラを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月13日、約7か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉永護騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の六社特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉永護騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5歳（1996年）

9月21日、約11か月半の休み明けで迎えた24戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた26戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の魚野川特別（新潟芝2000m 外回り小雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた27戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’96インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（10戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6歳（1997年）

1月7日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

1月19日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の早春賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（13戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

6月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（14戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

8月2日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。