ナムラキスイ（1990年生、母シングルドリーマー）

ナムラキスイ（1990年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時13歳）と交配したシングルドリーマーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地16戦2勝、中央障害1戦0勝、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月6日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のナイスフラッシュに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

1月16日、中0週で迎えた2戦目は、4歳500万下の白梅賞（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスーパータマモをアタマ差振り切って2勝目を手中に収めた。

4月17日、連闘で迎えた7戦目は、3歳オープンの春蘭ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（6戦2勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（8戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（9戦2勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（12戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（1994年）

1月9日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下の天神橋特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月13日、中8週で迎えた17戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月23日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（1995年）

12月4日、約18か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた19戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた20戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1996年）

1月15日、中3週で迎えた21戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトワノファストから2馬身差の2着に敗れた。

8月18日、約7か月の休養明けで迎えた22戦目は、菊池武騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた23戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。