スーパータマモ（1990年生、母トクノエイテイー）

スーパータマモ（1990年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時6歳）と交配したトクノエイテイーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地35戦4勝2着2回、地方12戦0勝2着1回。1993年のサファイヤステークス(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は中竹和也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニホンピロポリーナに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したナムラキスイにアタマ差届かず2着となった。

6月19日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月31日、中1週で迎えた8戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた9戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウゼフアーに3馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のルトロワマルスに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月3日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のサファイヤステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

10月24日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦2勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた14戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

4歳（1994年）

1月16日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の寿ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた16戦目は、宮水ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、東海ステークス（中京ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松本達也騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月7日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた19戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の長万部特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月27日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上900万下のウトナイ湖特別（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

10月2日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の夕月特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエリザベスドリームに1馬身3/4の差をつけて4勝目を獲得した。

11月5日、中2週で迎えた23戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（10戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた24戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、トパーズステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（11戦3勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた26戦目は、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（12戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた27戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月25日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、白樺賞（札幌芝1000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた30戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、タイムス杯（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた31戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の博多ステークス（小倉芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったテイエムジャンボにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた33戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の古都ステークス（京都芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた35戦目は、桂川ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6歳（1996年）

5月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、紅葉山特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月6日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた37戦目は、羊ケ丘特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノセイコーから1馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中5週で迎えた38戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、かみふらのラベンダー特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、十勝岳特別（帯広ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（1997年）

4月29日、約5か月半の休養明けで迎えた40戦目は、地方重賞の瑞穂賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた41戦目は、百合が原特別（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた42戦目は、時計台特別（札幌(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた43戦目は、ムーンライト特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂下秀樹騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた44戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、南十字星特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた45戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた46戦目は、クリムズンスター特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月18日、中3週で迎えた47戦目は、十勝岳特別（帯広ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。