コスモクレムリン（1999年生、母ナカミジュリアン）

コスモクレムリン（1999年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時15歳）と交配したナカミジュリアンが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はモリナガファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回、地方16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、森永ファームから「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ビッグレッドファームによって745.5万円で落札された。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

12月2日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカワキタノーブルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた7戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブレイズアゲンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムロカビリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2004年）

2月14日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた11戦目は、福元弘二騎手を鞍上に迎えて、立春特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般A B11（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福元弘二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、一般A B1（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福元弘二騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2-2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般A6（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた16戦目は、河端秀俊騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーエブロスに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月14日、連闘で迎えた17戦目は、ヒメジオン特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた18戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で深見明宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったミサキテイタンから1馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で深見明宏騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のペアーリッチに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、秋明菊特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で深見明宏騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた23戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で深見明宏騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のノーウォーリーズをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6歳（2005年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、ケンタウロスカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。