ダノンセシボン（2020年生、母ダノンボンジュール）

ダノンセシボン（2020年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+素晴らしい(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時10歳）と交配したダノンボンジュールが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月27日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカネトシフラムに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

3月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

8月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でひたむきに粘り続けて、最後は2着のタイキエクセロンに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

10月14日、中8週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットでひたむきに粘り続けて、最後は2着のシゲルファンノユメに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2024年）

1月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの羅生門ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

3月23日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったシアージストにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

7月6日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエコロアイを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。