オールマイティサン（1993年生、母サニースポット）

オールマイティサン（1993年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時19歳）と交配したサニースポットが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地15戦1勝、地方15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月26日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3歳（1996年）

6月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月8日、中7週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西谷誠騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた9戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西谷誠騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はミステリーシップと並んで1着同着となった。

11月24日、中3週で迎えた11戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4歳（1997年）

8月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた16戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田知幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千田知幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千田知幸騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた20戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1998年）

5月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホクトサクセスに交わされて2馬身半差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で端勝成騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた24戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のモーガンテイオーに2馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7月21日、中1週で迎えた25戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は山中利夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホクリククイーンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月13日、中3週で迎えた28戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（2戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月24日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

12月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。