ジンシジョバス（2006年生、母パワフルウーマン）

ジンシジョバス（2006年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「神＋子女＋人名。神奈川の女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のキョウワアリシバ（当時16歳）と交配したパワフルウーマンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方38戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

吉橋淳一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2008年）

11月7日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は485kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキョウエイヒミコに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3歳（2009年）

1月12日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、クレセントシップに交わされて2馬身差の2位に入線したが、その後5着に降着となった。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメガボルケーノに1馬身の差をつけて2勝目を収める

4月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

7月27日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳戦の朝顔特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホリノリッキーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の柏尾川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったクロスデジタルにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

9月7日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデ戦のローズマリー特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4歳（2010年）

3月30日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、中地雄一騎手を鞍上に迎えて、2010春川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、爽春特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（12戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた21戦目は、扇島特別（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた22戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、万緑特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、鴫立沢特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月3日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2二（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したイヅルを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーバルシェープを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、タケデンエデンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月16日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた32戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2011年）

1月1日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

6月14日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月6日、中2週で迎えた36戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のプンジャガハティをハナ差振り切って4勝目を挙げた。

7月25日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg絞って迎えた38戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた39戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。