プンジャガハティ（2007年生、母ステイジアムロック）

プンジャガハティ（2007年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「警備する＋心（インドネシア語）。抑えきれない心」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時8歳）と交配したステイジアムロックが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）三好牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方23戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2二三四。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は512kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月25日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたラガーアンバー決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

8月21日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2011年）

5月4日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったナリタレジーナにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中4週で迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したジンシジョバスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

7月26日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエニーデイに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中0週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた15戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月7日、中4週で迎えた16戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、銀河連邦サガミハラ賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月25日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた17戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた18戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したコスモハーヴェストを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2012年）

1月3日、中2週で迎えた19戦目は、ワーキングクラスヒーロー記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のヴィップクオリティに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

1月23日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のギデオンに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

3月19日、中7週で迎えた21戦目は、菜の花特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったヴィーヴァストームを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1五六（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた26戦目は、辻堂特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた27戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリーヴザネストを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月10日、中2週で迎えた28戦目は、銀河特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた29戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた30戦目は、よみうりランドジュエルミネーションカップ（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグランドシャープに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月18日、中5週で迎えた31戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。