ユーセイシアトル（2003年生、母フレンチカラー）

ユーセイシアトル（2003年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「家族名＋アメリカの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時6歳）と交配したフレンチカラーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月29日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったコスモスペシャリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったキャスティングにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルランプロスを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

1月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5月13日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

12月2日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4歳（2007年）

5月19日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

11月11日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。