キングダムコーセイ（2002年生、母スダローマン）

キングダムコーセイ（2002年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時13歳）と交配したスダローマンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、地方10戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年のナティーブーツ特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、清水スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

12月17日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は511kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイセイミラクルに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

1月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、メイプルエイトに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月23日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のワタリフェローに5馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

9月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のナティーブーツ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスズヨソニックに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月12日、中2週で迎えた5戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、キンセイジャックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のレジェンドアミーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月1日、中3週で迎えた7戦目は、一般C1二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のヒデボンバイエをアタマ差振り切って5勝目をゲットした。

5歳（2007年）

5月3日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモエレジェニュインに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、いるか座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のソリッドマーカーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月26日、中4週で迎えた10戦目は、パール賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、スズランメイクにクビ差交わされて2着に甘んじた。