ミスヤマジン（1991年生、母ファストワン）

経歴

デビュー前

2歳（1993年）

12月12日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のゴッドプリモに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1994年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下の福寿草特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の青島特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月11日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の長久手特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のキンジョウテンカをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月2日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の夕月特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4歳（1995年）

3月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の赤穂特別（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は西谷誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームウイングに2馬身半の差をつけて制した。

6月10日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のグリーンステークス（中京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったパワーシンザンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンジェルパーツを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って4勝目をマークした。

9月2日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の博多ステークス（小倉芝2000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西谷誠騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。