ロウアンドロウ（2012年生、母ウォートルベリー）

ロウアンドロウ（2012年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「漕いで漕いで。『黒の舟唄』より」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時12歳）と交配したウォートルベリーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、谷掛龍夫によって4,095万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月4日、中5週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2015年）

2月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアセイラントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5月17日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月4日、中2週で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のコウザンヒキリに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4歳（2016年）

4月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月7日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は和田翼騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

7月10日、中8週で迎えた17戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、コスモス特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月1日、中8週で馬体重を前走からさらに25kg増やして迎えた19戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、冬木立特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた20戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、富士通フロンテック賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

5歳（2017年）

1月26日、中3週で迎えた21戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、白富士特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

2月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、立春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。