リキアイエイカン（1986年生、母サミースパータン）

リキアイエイカン（1986年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したサミースパータンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福田富晴。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の洲本特別(900万下)。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月25日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニッカボーイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月6日、中5週で迎えた2戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

10月8日、中8週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた5戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の恵那特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のホクセツアンナに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の新春賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

11月25日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったトクノエースにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウワタイジュを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月10日、中6週で迎えた12戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったジョーロアリングに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月13日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた14戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

12月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた17戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

6歳（1992年）

2月16日、中7週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンシャインコールを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の心斎橋ステークス（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月18日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

7歳（1993年）

7月10日、約14か月の休養明けで迎えた23戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

11月7日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、晴山幹也騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた25戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 雨/重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた26戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は晴山幹也騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月29日、中0週で迎えた27戦目は、一般（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で晴山幹也騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1994年）

2月27日、中8週で迎えた28戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトクノエースから3馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中3週で迎えた29戦目は、開設66周年記念（荒尾ダート2150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた30戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた32戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。