ウィズスマイル（2009年生、母プリマス）

ウィズスマイル（2009年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「笑顔と共に」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したプリマスが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方31戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、加野牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月12日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ガンバルデュランに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコーワビジョンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月27日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヴィグラスサウンドに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月25日、中1週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた9戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（7戦2勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた12戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のケイムホーム賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた13戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルチゴールドをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

12月10日、中5週で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

3歳（2012年）

2月4日、中7週で迎えた15戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって15着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴールデンウルフを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

4月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた18戦目は、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオゼキングにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタキノアクトレスをハナ差振り切って雨下の大混戦を制した。

7月8日、中5週で迎えた20戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた21戦目は、アルビレオ特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

9月25日、中5週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2013年）

2月22日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は石川駿介騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（6戦2勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（8戦2勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月5日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（10戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた29戦目は、天の川特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（11戦2勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着に入った。

8月1日、中2週で迎えた30戦目は、いるか座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（12戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた31戦目は、処暑特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサンターナズギフト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月24日、中3週で迎えた32戦目は、秋風スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（14戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。