ヴィグラスサウンド（2009年生、母サウンドカーニバル）

ヴィグラスサウンド（2009年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したサウンドカーニバルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方30戦5勝2着12回。2012年の駿蹄賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

5月4日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた3戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったセントウイナーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウィズスマイルにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（7戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、マイイブキに交わされて2馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヨシノユリアに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦のケイムホーム賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったカンタベリーナイトにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた13戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノゾミカイソクに交わされて3馬身差の2着となった。

12月23日、中2週で迎えた14戦目は、2歳戦の萩原雪歩誕生日記念2011（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレッドフェアリーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月16日、中0週で迎えた16戦目は、3歳戦の丹頂鶴特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レッドフェアリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の白鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッドフェアリーに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦のおしどり特別（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦のはやぶさ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったノゾミカイソクに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の駒鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズカウインダーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた22戦目は、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリオンローザに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月16日、連闘で迎えた23戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（10戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオンワードモンテに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（11戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

6月8日、中4週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた26戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（13戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（14戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホウホープに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月6日、中2週で迎えた28戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、第1戦桶狭間の戦い（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したノベンバーペガサスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた29戦目は、夕涼み賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（15戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーホウホープにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた30戦目は、長月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（16戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るベラトリックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。