ワンダーブロタール（2009年生、母ワンダープリンセス）

ワンダーブロタール（2009年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花が開く（ポルトガル語）」。毛色は栗毛。種牡馬のデビッドジュニア（当時7歳）と交配したワンダープリンセスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地13戦0勝、地方17戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2-4。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

3月10日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい18着に敗れた。

6月3日、中9週で迎えた3戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月23日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月18日、中7週で迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセントシルバーツウに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプレシャスウィンに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた9戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のカシノマリンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月11日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月14日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のローレルデパールに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月17日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

10月6日、中6週で迎えた14戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月15日、中9週で迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

5歳（2014年）

3月16日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、D.ペロヴィッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

6歳（2015年）

4月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5月24日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタピスドフルールに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサマールーチェに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチェンジアップに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るカシノラピスを上がり2位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

7月26日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイヅバレットに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月23日、中3週で迎えた25戦目は、てんびん座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、十五夜特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、はくちょう座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7歳（2016年）

1月30日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。