アヤノバンマツリ（2013年生、母ガッダムブランシュ）

アヤノバンマツリ（2013年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主家族名より＋花の名」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時16歳）と交配したガッダムブランシュが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。戦績は、中央平地3戦0勝、地方17戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の2歳B2一。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月13日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

10月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、2歳C2二（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームチャイルドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた5戦目は、2歳C2一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカスタムポーラを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、中1週で迎えた6戦目は、2歳C1一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカミノマンボをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

12月28日、中2週で迎えた7戦目は、2歳B2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエフォートに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2016年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の春の息吹賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦3勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた10戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた11戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の盛岡さくらまつり賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の前沢牛まつり賞（盛岡ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡ダート1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のジョージア賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のハヤテスプリント（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の久慈小袖海女フェスティバル賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の釜石かまリン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた19戦目は、横手やきそば四天王決定戦賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（7戦3勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた20戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。