イフユーワナ（2016年生、母ブロードチョイス）

イフユーワナ（2016年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もし、あなたが～したければ」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時13歳）と交配したブロードチョイスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。主な勝ち鞍は2021年のなすび2200(一般C1 C2 ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって540万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月10日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2019年）

2月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4月13日、中2週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったタマノジュメイラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月7日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったゼヒニオヨバズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月31日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月1日、中8週で迎えた12戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ナナカマド特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた13戦目は、船橋ファイナル2019（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2020年）

1月30日、中6週で迎えた14戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月4日、約6か月の休養明けで迎えた15戦目は、ペリドット賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月17日、中5週で迎えた16戦目は、風船葛賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィズネイチャーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、仲秋賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったレーヴに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月14日、中1週で迎えた18戦目は、「かながわコロナ医療・福祉等応援基金」支援競走（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったベルロビンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の菊花特別（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月4日、中9週で迎えた20戦目は、熊手賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

1月13日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦のなすび2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエミーズロマンスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、アイオライト特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた23戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、勇魚特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったエレガントヴォイスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた24戦目は、サルビア特別（船橋ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた26戦目は、連続Webドラマ「移住者★佐助」カップ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた27戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ホオジロ賞（船橋ダート2200m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた28戦目は、ラピスラズリ2200（船橋ダート2200m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた29戦目は、雪模様特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6歳（2022年）

1月14日、中4週で迎えた30戦目は、シンビジウム特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（13戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた31戦目は、冥王星特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2022年2月24日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。