ミントスター（1984年生、母マルイチスピード）

ミントスター（1984年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンシー（当時15歳）と交配したマルイチスピードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着3回、中央障害5戦2勝、地方13戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の鳥羽特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

4月5日、デビュー戦は溝橋秀吉騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月11日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月15日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスズカジョオーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のセキデンマミーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1988年）

5月8日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月15日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で溝橋秀吉騎手（5戦1勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で溝橋秀吉騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で溝橋秀吉騎手（7戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ロジータバンブーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で溝橋秀吉騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジングウハビトニーに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上400万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で溝橋秀吉騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の箕面特別（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で溝橋秀吉騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブゼンリックに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月16日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で溝橋秀吉騎手（11戦3勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で溝橋秀吉騎手（12戦3勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で溝橋秀吉騎手（13戦3勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた15戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキスリークインに4馬身の差をつけて制した。

5歳（1989年）

5月7日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は溝橋秀吉騎手（14戦3勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で溝橋秀吉騎手（15戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で溝橋秀吉騎手（16戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月25日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の御嶽特別（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で溝橋秀吉騎手（17戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ダイユウサクに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で溝橋秀吉騎手（18戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で溝橋秀吉騎手（19戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で溝橋秀吉騎手（20戦3勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で溝橋秀吉騎手（21戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアサホウネンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月23日、中2週で迎えた24戦目は、六甲ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で溝橋秀吉騎手（22戦4勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

6歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた25戦目は、万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で溝橋秀吉騎手（23戦4勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた26戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で溝橋秀吉騎手（24戦4勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた27戦目は、平田秀也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカレットボーイに1馬身半の差をつけて6勝目を収める

10月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で平田秀也騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平田秀也騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンパーソに約12馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

10月28日、連闘で迎えた30戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた31戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は平田秀也騎手（3戦2勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1991年）

8月10日、約8か月半の休養明けで迎えた32戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月1日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、田中譲二騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイタクヒュージから1馬身差の2着となった。

10月15日、中5週で迎えた34戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（1992年）

5月25日、約7か月半の休み明けで迎えた35戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中譲二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、約5か月半の休養明けで迎えた36戦目は、雑賀秀介騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（高知ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた37戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で雑賀秀介騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジョーオビトに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月13日、中1週で迎えた38戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中譲二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハートオンファイアに2馬身の差をつけて9勝目を収める

9歳（1993年）

1月31日、中6週で迎えた39戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中譲二騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロリュウに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中譲二騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のオウジヤランに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月1日、中2週で迎えた41戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は雑賀秀介騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のボンテンマルスズカをアタマ差制して怒涛の5連勝を決めた。

3月27日、中3週で迎えた42戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（高知ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のボンテンマルスズカに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月20日、中2週で迎えた43戦目は、物部川特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中譲二騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマキシムダンデイをアタマ差制して圧巻の7連勝を決めた。

9月4日、約4か月半の休養明けで迎えた44戦目は、長月特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中譲二騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。