トウホーエイト（1983年生、母ホクトライチヨウ）

トウホーエイト（1983年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のイエローゴツド（当時16歳）と交配したホクトライチヨウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回。1986年のクイーンステークス(牝G3)で3着に入った他、1986年のフラワーカップ(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

8月17日、8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったティミッドハンターから1馬身3/4差の2着となった。

9月1日、10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレンシャークから2馬身差の2着に敗北した。

10月12日、11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックサファイヤをクビ差制して1位に入線したが、その後失格となった。

12月22日、16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1986年）

1月12日、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のシンシナティキッドに2馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

2月1日、4歳400万下（東京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアズマアロウマをクビ差振り切って勝利をモノにした。

2月16日、牝馬限定4歳400万下のうぐいす賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオギアルバンシアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて勝利を挙げた。

3月15日、牝馬限定3歳オープンのフラワーカップ（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったファーストマイテイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月27日、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月18日、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。22頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月22日、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月3日、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月24日、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

9月14日、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月22日、ハンデ戦で4歳以上1400万下の霜月賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月21日、4歳以上1400万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤羽秀男騎手。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり最後はロードレオネと並んで9着同着となった。

4歳（1987年）

3月14日、牝馬限定の5歳以上1400万下の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は田村正光騎手。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

4月11日、5歳以上1400万下の船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月2日、5歳以上1400万下の高尾特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

5月31日、ハンデ戦で5歳以上1400万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月26日、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は小迫次男騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

8月15日、4歳以上900万下の阿蘇特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉一己騎手。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5歳（1988年）

6月19日、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は赤羽秀男騎手。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月2日、5歳以上900万下の伏拝特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤羽秀男騎手。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月24日、4歳以上900万下のふみづき特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤羽秀男騎手。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、カネヒラキングに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月14日、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャンボタイアンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにした。

9月10日、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は赤羽秀男騎手。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。